非常に個人的な内容になります。一部の方は不快に思われるかもしれません。
私の折り紙創作のスタンスは以下の通りです。
1.立体的な作品づくりがしたい。
2.作って楽しい構造にしたい。
3.構造は蛇腹に頼りすぎたくない。
4.幾何学的な視点から創作は出来る限りしない。
1. について
まず、私の作品のルーツは自作の紙人形にあり、作品には常にフィギュアのような立体感、そして重量感を求めています。360度どこからでも見れる作品を作りたい。紙という2次元の世界からどこまで3D化できるか、それこそが私の折り紙に対する創作モチベーションなのです。
2.3.について
さて、私の折り紙創作のルーツとして、もう一つがプラモデルになります。
私個人の感覚として、プラモデルと折り紙の共通点は、完成した作品の鑑賞よりも、製作の工程にありました。折り図をみて作る。設計図を見て作る。どちらも、作品を作って徐々に形になってきたときに感動と興奮を与えてくれます。その、作ってて楽しいという感情は、創作において決して見過ごしてはならないと個人的に思っています。
故に、私は作る工程をなるべく重視します。なるべくと言ったのは複雑な作品を作るには、ある程度の面倒な工程は避けられないからです。例えば、否定的な発言になってしまいますが、私は完全な蛇腹ベースの構造はあまり好きではありません。蛇腹折り、という工程が組み込まれているのはいいのですが、作る(作業)ことに折り紙の楽しさを感じている私は、どうしても単調な作業が苦手なのです。
蛇腹は複雑な作品を作る上でとても重要な要素です。特に指など角がたくさん必要とされる作品には、必須とまではいかないまでも他のパーツとの兼ね合いにおいて重要な手順であることは間違いないと思います。ただ、もし私が工程を気にせず、完成した作品の鑑賞のみに楽しさを見出していたら、おそらくすべての作品が蛇腹のみで作られていたでしょう。
・・・・・もっと、分かりやすく言います。
蛇腹ってすっごい疲れるじゃないですか!!
40等分・・64等分・・128等分・・・192等分、そんなことを繰り返す程の根気は私は持ち合わせておりません!!飽きるもん!!
というけで、工程数が少ないけどもコンプレックスな仕上りになるような作品作りを、日々目指しております。(ムリムリ笑)
4.について
折り紙には数学の要素が深くかかわっているのは紛れもない事実です。かの有名な前川悪魔を筆頭に、現代ではコンプレックスの作品を作るにあたって、設計からの創作は基本と言っても差し支えない手法となっています。
ですが、私は出来る限りはこの手法は使いたくありません。
なぜかと言うと、実は、現在私は建設関係のコンサルタント会社に努めており、CADを使った設計や工事の積算をしています。私にとって折り紙は遊びです。その遊びに、数学の要素を取り入れようとすると、どうしても、会社で行ってるような構造計算等の知識を組み込んでいくことになると思います。そうなると、遊びよりも仕事的な感覚が芽生えてしまうので、あえて設計などの手法は行わず、行き当たりばったりの冒険を繰り返しているわけです。
と、いうのは建前で、
ぶっちゃた話、そこまで数学を理解できる頭を持ってないだけなんでございます。ここまで私の作文を読んで頂いた方ならすでに分かってらっしゃるでしょう。こいつ文才無さ過ぎwwwってね。
2√2+・・・??、整数比角度系??、おいおい何なんだよ、そんな難しいことばっかやってたら作る前から頭が酸素不足で窒息死しちまうよ。勘弁してくれよう、僕は下々と楽しい折り紙がしたいんだよ(泣)。というわけで、馬鹿でも出来る楽しい折り紙創作みたいな動画作ってみようかと思うくらい平和ボケしたいつものテラムの独り言でした。