イケメンブームの犠牲者はお前らだけじゃない!!

さて、いきなりだが私は折り紙を趣味としている。

”特技”ではなく”趣味”・・・・と、銘打ってることについて少し話させていただこう。

 

折り紙する人ならば分かると思うが、何かしらの作品を折った際、特に市販の15cm位の紙で作った小さな作品などを自分の机の脇に簡単において置くのは、いたって一般的なことではないだろうか。現に私も自分のパソコンの脇にはすでに数体の作品が不規則に並べられている。私は基本的に作ったものは大小かかわらずガラスケースに飾るようなことはせず、ひとまず観賞用にテレビや机の脇に並べた後、数に押されスペースが足りなくなってくると、古い作品から順番にそれはそれは綺麗なケースにしまっていく。もちろん形状を維持できるよう、可能な限り横着なしまいかたはしていない(あくまでO型の私の感覚だが)。ちなみに一部の大きな作品に関しては、帰省した際に実家のほうに飾っている。

 

さて、私の場合は会社のデスクにも作品を置いている。特に深い意味は無く、私物を置くことによって自分の領土と認識させ、集中力や安心感を誘う為に置いているのかはさておき、会社では当然他者に見られるのを前提としているので、中途半端なものは置かないということ。ここで言う中途半端というのは、それこそ15cmで折れる工程数の少ない、いわゆるコンプレックス折り紙で無い作品のこと。けっしてその類の作品をディスっているわけではないのだが、折り紙が趣味であることを知った上での私の印象が、悪意を持ったものになることを回避したいのだ。

考えても見たまえ。それこそ鶴や奴さんなどは学校で授業を受けるレベルのものではない。伝承の折り紙などは、幼稚園の低学年ですでに折り方を学べるこの世の中、折り紙は低年齢層の遊びであると認識しているのはいたってシンプルな発想であり、大の大人が鶴を折っている姿を他者が哀れみの目で見つめていてもまったく疑いの余地は無い。100均で買える折り紙の可愛らしいイラストがまさにそれだ。そういう意味もあり、私は会社のデスクに置くのは、一般の人が観賞しても自分が恥じらいを感じないものばかりだと自負している。

 

では本題に入るが、会社の人間が私の作品を見てみな口をそろえてこう言っている。「おまえの折り紙ってやばいよな。凄い”特技”だと思うよ。」

折り紙が”特技”!?・・・・そう他人から評価を頂くのは正直言ってうれしい限りだが、折り紙界隈を知る私としては、自分が作れるものなどまだまだ素人(他人に教える程ではない人)の作品だと思っている。つまり、低レベルといって差し支えないものだということ。あくまで自己評価がどうかという話であるからにして、別に他人から見て優れているのであればそれは言葉通りに受け取っても良い気もしないでもない。だが、自分は決して優れていないことは自分が一番よく知っている。はっきり言っておくと、私は作品を自由に創作することは出来ない。専門的な言い方をすれば、紙を操れていないということだ。現在私の創作した作品はすべて不切正方形の1枚で作っている。だが、そのルールさえ守っているだけで、効率的な紙の使い方は全然出来ていない。それこそ、少し長さが足りないようなら、無駄な仕込み折りして長さを無理やり増やしたり、逆に余るようなら無理やり押し込んで内側はぐちゃぐちゃだったり、もうめちゃくちゃな構成の作品ばかりである。私がなぜ展開図を出さないかよく分かっただろう。出さないんじゃなく、出せないのだ。細かい部分、線と線が綺麗につながら無いのだ。難しいところはぐらいおりでごまかす。それでも得意だといえるのだろうか?その他者の印象と自分とのジレンマに悪戦苦闘している日々が今もなお続いている。いつかは綺麗な展開図が書けるようになって、且つ折り紙が”特技”だと、自分の口から自身をもって言えるよう、日々努力しているのだ。以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PS:最近運動しないからすっかりおなかが出てきたなあ。一日中座り仕事だし、やっぱ食事制限しかないのかな?

 

PSのPS:私はラーメンを1週間に1杯は食べないと死んでしまう病気なんだ。

 

 

 

 

 

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